「Health-see」の開発背景・発想
健康診断の結果は、数値や判定の一覧として提示されることが多く、自身の健康状態を直感的に理解しにくいという課題がありました。そのため、再検査や要受診の判定が出ても、行動に移さない人が少なくありません。
この状況に対し、BTECは「AIで無機質なデータを自分ゴトへ」という発想のもと、「Health-see」を開発しました。健康データを視覚的に、そして直感的に理解できるビジュアル体験へと変換することで、健康管理を「義務」から「楽しみ」へと変え、自発的な健康習慣の確立をサポートします。
「Health-see」の特徴
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健康状態を視覚化する「もうひとりの自分」: 健康診断書の「機能別判定」(血液一般、肝機能、心電図、胸部X線、腎・泌尿、胃部X線)のA~E判定に応じて、該当臓器のフィギュアやパッケージデザインが変化します。これにより、自身の健康状態を直感的に把握できるビジュアルが生成されます。
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行動変容を促すデザイン: 結果が良好だった場合には健康維持への意識を、思わしくなかった場合には改善への意欲を喚起するよう設計されています。
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共有したくなるポップな健康体験: 真面目になりがちな健康データをポップなフィギュア表現にすることで、SNSでの共有や健康に関するコミュニケーションを活性化させることを目指しています。

生成イメージ

今後の展望と期待される効果
“健康状態を所有する” 体験の更なる強化
今回のプロトタイプではフィギュア型ビジュアルの生成までですが、今後は画像の3Dデータ化技術を活用し、実際のフィギュアとして制作する試みも進められています。これにより、“健康状態を所有する体験”を通じて、継続的な健康意識の向上を目指します。

行動変容を促す「体験を通じたコミュニケーションツール」としての活用
「Health-see」は、生活者にとって自身の健康状態への関心を高め、生活改善への一歩を踏み出すきっかけとなることが期待されます。そのため、健康関連企業や生活改善を指導する側との共同開発を通じて、分かりやすいコミュニケーションツールとしてのサービス化や商品化が見込まれています。データを単に見える化するだけでなく、理解しやすく、共有したくなる形へと変換することで、健康行動をポジティブに促すコミュニケーションの可能性を広げます。
「無機質なデータを自分ゴトへと向かわせる」AI表現の可能性
「Health-see」は、健康診断データからフィギュア型ビジュアルを生成するプロダクトですが、その背景にあるのは、無機質なデータをAIによって直感的な表現へ変換するという発想です。この発想は、企業や個人が持つさまざまなデータを活用することで、生活者が理解しやすく、体験できる表現やツールへと応用できる可能性を秘めています。
BTECは今後もAIを含む先進的なテクノロジーを活用し、新しい体験価値の創出に取り組んでいくとのことです。
テクニカル・パートナー
株式会社Qosmoがテクニカルパートナーとして参加しています。「アートとテクノロジーを通じて人類の創造性を拡張する」をビジョンに掲げ、AI研究者・エンジニア・アーティスト・デザイナーが結集したクリエイティブR&Dスタジオです。
BTECユニットについて
「Business」「Technology」「Experience」「Creativity」をテーマに、半歩未来のアイデアをβ版として世の中に発信するユニットです。活動コンセプトは『当たり前を、明日の嬉しいにシフトする』。これまでに、音で気持ちを伝えるリモート会議専用PCアプリ「Uh-huh⤴(アーハー)」、部屋の機嫌で育つ観情植物「Log Flower(ログフラワー)」などを開発しており、「Health-see」は第三弾のプロダクトとなります。

関連リンク
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Health-seeサイト: https://health-see.com/
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BTECサイト: https://www.tag-btec.com/