ENIAQと三井不動産が共同開発した「対話型スライド生成AI」
東京大学発のスタートアップである株式会社ENIAQは、三井不動産株式会社と共同で「対話型スライド生成AI」の研究開発と提供を行いました。このAIは、生成AIの利用で課題となりがちな文字の重なりやレイアウト崩れを防ぐ独自の生成方式を採用しており、高品質なPowerPoint資料の作成をサポートします。

この技術は三井不動産で全社的に導入されており、社内ユーザーを対象としたアンケートでは、実際の業務利用において1資料あたり平均44分の作成時間短縮が確認されています。
テキストやPDFからPowerPointを自動生成、対話でブラッシュアップ
この「対話型スライド生成AI」は、テキスト入力やPDF資料からPowerPoint形式の資料を自動生成する能力を持っています。さらに、スライドごとのレイアウト変更や文言修正を自然言語で指示できるため、ユーザーは対話を通じて資料の内容を細かく調整し、ブラッシュアップできます。これにより、資料作成の初期段階から修正までを一貫して効率化することが可能です。
主な特長は以下の通りです。
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テキスト入力やPDF資料からPowerPoint形式の資料を自動生成
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対話しながら内容をブラッシュアップ
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生成AIで発生しやすい文字の重なりやはみ出しを抑制し、プレビュー通りのレイアウトでPowerPoint(.pptx)として出力できる独自の方式を研究開発
生成後も、「4枚目のスライド、各KPIがもっと目立つようにして」といった具体的な指示を自然言語で入力し、対話しながら資料を調整できます。


平均44分の時間短縮とユーザーからの評価
利用後のアンケート結果によると、実際に業務でこのAIを利用したユーザーの回答では、1資料あたり平均44分の作成時間短縮が実現しました。この時間短縮は、回答された時間帯の中央値を用いて平均値を算出しています。
品質面についても、三井不動産の社内ユーザーからは「(ChatGPTでのパワポ作成などと比べて)格段によくできたパワポで驚きました。」や「様々な枠組みパターンがあり、参考になりました。」といった肯定的な声が寄せられています。
企業ごとの柔軟な導入と今後の展望
ENIAQが自社で研究開発したこのAI技術は、企業ごとの業務環境や運用要件に合わせた柔軟なカスタマイズや導入が可能です。既存の生成AIツールでは対応が難しいとされる環境でも、実運用を見据えた活用が期待できます。
例えば、以下のような要件にも対応しています。
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各社の業務・資料体系に合わせたスライドテンプレートへの対応
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社内ネットワーク(閉域)を前提とした利用
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ローカルLLMを前提とした、完全にクローズドなネットワーク環境でのPoC(概念実証)
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認証・権限管理など、社内システム連携を含む運用要件への対応
株式会社ENIAQは、この技術を今後、企業向けのソリューションとして幅広い業務領域へ展開していく方針です。
参考情報
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三井不動産株式会社 ニュースリリース(2025年12月23日公開):
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2025/1223/ -
株式会社ENIAQ ホームページ:
https://www.eniaq.jp -
株式会社ENIAQ お問い合わせフォーム:
https://www.eniaq.jp/contact/