特殊詐欺被害の深刻化とスマートフォンの役割
近年、電話を使った特殊詐欺の被害が深刻な社会問題となっています。警察官や公的機関を装うなど、その手口は年々巧妙化しており、高齢者だけでなく幅広い世代で被害が増加しているのが現状です。このような背景から、日常的に使うスマートフォンで特殊詐欺被害を未然に防ぐ機能へのニーズが高まっています。
「arrows We3」にアドバンスト・メディアの「AmiVoice SDK」が採用
FCNT合同会社が発売したスマートフォン「arrows We3」に、株式会社アドバンスト・メディアの音声認識開発キット「AmiVoice SDK」が採用されました。この技術は、スマートフォンの特殊詐欺対策機能に活用され、ユーザーの安心をサポートします。
AmiVoice SDKが実現する特殊詐欺対策
「arrows We3」の特殊詐欺対策機能は、電話帳に登録されていない相手との通話内容を「AmiVoice SDK」と独自の判定アルゴリズムで解析します。詐欺の可能性があると判断された場合、ユーザーに警告が表示されるだけでなく、通話相手には通話を録音している旨の音声警告が行われます。これにより、被害を未然に防ぐことを目指します。

長年の実績と信頼性
アドバンスト・メディアの「AmiVoice SDK」は、2008年からFCNT製スマートフォンの各種音声認識機能に継続的に採用されてきました。詐欺対策の分野では、2019年発売の「らくらくスマートフォン F-01L」で還付金詐欺対策に初めて活用され、今回の「arrows We3」で特殊詐欺対策機能へと活用範囲が広がっています。この機能は、公益財団法人 全国防犯協会連合会の「優良防犯電話(防犯推奨機器)」にも推奨されており、第三者機関からの評価も信頼性の証となっています。
AmiVoice SDKの技術的な強み
「AmiVoice SDK」は、国内シェアNo.1(※2)のAI音声認識AmiVoiceによる高い認識精度を誇ります。特に、インターネット接続が不要なオフライン環境でも高精度な音声認識が可能で、通話中の音声をオンデバイスでリアルタイムに解析できる点が評価されています。単語・コマンド認識から文章の音声認識まで幅広く対応し、医療や金融など多様な業界で活用されています。
FCNTからの声
FCNT合同会社は、特殊詐欺対策機能の開発にあたり、「AmiVoice SDK」のオンデバイス環境での音声変換精度とリアルタイム性を重視したとコメントしています。特に、ローエンドのスマートフォンでの要望にも丁寧に対応してもらったことに感謝しており、今後も良好なパートナーシップを継続し、さらなる協力関係を築いていくことに期待が寄せられています。
今後の展望
アドバンスト・メディアは、「AmiVoice SDK」の提供を通じて、防犯・セキュリティ分野をはじめ、さまざまな製品・サービスへの音声認識技術の組み込みを支援していく方針です。これにより、安全・安心な社会の実現に貢献していくことが期待されます。
関連情報
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AmiVoice SDKについて
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開発者向けボイステックプラットフォーム「AmiVoice Cloud Platform」:https://acp.amivoice.com
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arrows We3について
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FCNTについて
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総務省発表資料(特殊詐欺対策関連)
※2 出典:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2026」音声認識ソフトウェア/クラウドサービス市場(2025年度見込)
※3 FCNT製品サイトより