企業のAI活用拡大で高まる「コスト効率」への要請
近年、企業におけるAI活用が本格化する中で、運用コストの効率性と透明性への関心が高まっています。
AIエージェントは、一つの指示に対して社内文書の参照、ツールの実行、推論といった処理を繰り返しながらタスクを遂行します。この処理構造では、実行のたびに文脈情報をAIモデルへ送信する必要があり、その都度トークンが消費され、クレジット消費が積み上がっていく傾向にあります。
JAPAN AIは、このようなAIエージェント特有の処理構造に対し、プラットフォーム側で最適化を進めることが、利用企業のAI活用を次の段階へ進める鍵となると考え、実行基盤の改善に継続的に取り組んできました。
エージェント処理に最適化した「プロンプトキャッシュ」でクレジット消費を削減
今回の改善は、プロンプトキャッシュの適用戦略を、複数ステップにわたるエージェント処理の実行パターンに合わせて再設計することで実現しました。
平均18〜20%のクレジット消費削減
AIの実行環境が改善されたことで、エージェント利用時のトークン消費が低減されます。特に、複数のツール実行を伴う長時間タスクにおいて、その効果が発揮されやすい傾向にあると、JAPAN AIは説明しています。
全プラン・全エージェントに自動適用
利用企業側での操作や設定変更、追加費用は不要です。既存のエージェントにもそのまま適用されるため、すぐにコスト削減の恩恵を受けられます。
利用企業への効果(試算例)
JAPAN AIの試算によると、月間10万クレジットを利用する企業の場合、平均削減率を当てはめると、同じ業務量で約1.8万〜2万クレジット分の余力が生まれる計算になります。この余剰クレジットを追加コストなしで、これまで着手できていなかった業務のAI化(会議議事録の横断分析、営業資料の自動作成、データ分析の自動実行など)に充当できる可能性があります。
ただし、これは2026年7月上旬のJAPAN AIプラットフォーム全体の利用実績に基づく平均値であり、削減効果は利用モデル・機能・利用パターンによって異なり、特定の削減率を保証するものではないと説明されています。
今後の展望
今回の対応は、JAPAN AIが継続的に実施している実行基盤効率化の取り組みの一環です。今後も基盤の改善を重ね、エンジニアリングの成果を利用企業に還元しながら、日本企業が安心して使えるAIソリューションの提供を続けていく方針です。
JAPAN AIについて
JAPAN AI株式会社は、「AIで持続可能な未来の社会を創る」をPurposeに掲げ、AIに関連するプロダクトやサービス開発を通じて、多様な業界や産業のさらなる発展に貢献しています。詳細は以下の公式サイトで確認できます。