Japan Personal AI Forumの設立
このような背景のもと、一般社団法人 Japan Personal AI Forum(以下、本フォーラム)が設立され、2026年7月14日に設立記者発表会が開催されました。本フォーラムの目的は、パーソナルAI時代に不可欠となる社会基盤の構築とルール形成を推進することです。

産学官連携で日本発の社会基盤を
本フォーラムには、東京大学、慶應義塾大学、カーネギーメロン大学、エヌビディア合同会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ、株式会社博報堂DYホールディングスなど、産学官の多様な分野から約30名の有識者・実務家が参画しています。これらの専門家たちが連携し、ガイドラインの策定、共同実証(PoC)、政策提言を進めることで、日本発の信頼できるパーソナルAI社会基盤の実現を目指します。
パーソナルAIがもたらす未来と課題
今後、AIは個人の予定や嗜好、学習履歴、仕事、健康、行政手続きなどを理解し、本人の意思に沿って行動を支援するパーソナルAIへと進化していくことでしょう。しかし、その社会実装には、本人確認、データ主権、長期記憶の管理、代理行為の範囲、安全性、責任分界といった、制度・倫理・技術を横断したルール形成が不可欠です。本フォーラムは、これらの課題に対し、産学官が連携して日本発のルール形成と社会実装を推進する実務フォーラムとして活動します。
主要メンバーからのコメント
代表理事:馬渕 邦美氏
XinobiAI株式会社 共同CEOであり、一般社団法人Metaverse Japan 共同代表理事を務める馬渕邦美氏が代表理事に就任しました。馬渕氏は、長年にわたりデジタルマーケティングやAI・先端技術領域で活躍し、パーソナルAIの実現を目指すXinobiAI株式会社を共同創業しています。

馬渕氏は、「AIは今後、一人ひとりの記憶や意思、データとつながる「パーソナルAI」へと進化していきます。だからこそ、日本発で信頼できるルールや社会基盤を構築することが重要です。本フォーラムでは、産学官が連携しながら、議論だけでなく共同実証や政策提言につなげることで、パーソナルAIの社会実装を推進してまいります。」とコメントしています。
代表理事:馬場 雪乃氏
東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 准教授であり、AI研究者である馬場雪乃氏も代表理事に就任しました。人間とAIの協働を軸に、個人や集団の意思決定を支援するAIおよびHCI技術の研究に従事しています。

馬場氏は、「パーソナルAIが社会に広く浸透するためには、技術の進歩だけでなく、人が安心して利用できる仕組みやルールをあわせて考えていくことが欠かせません。本フォーラムでは、研究者としての知見を生かしながら、産業界や行政の皆さまと連携し、人とAIがより良い関係を築ける社会の実現に向けた議論やガイドラインづくりに取り組んでまいります。」とコメントしています。
理事:森 正弥氏
株式会社博報堂DYホールディングス 執行役員 Chief AI Officerであり、Human-Centered AI Institute 代表を務める森正弥氏が理事に就任しました。AIおよび先端技術を活用した企業・産業支援に長年の経験を持ち、内閣府人工知能戦略専門調査会委員も務めています。

森氏は、「AIの活用領域が急速に広がる中、社会から信頼されるAIを実現するためには、技術だけではなく、ガバナンスやルール形成、多様な主体による協働が不可欠です。本フォーラムでは、産学官が知見を持ち寄り、実践的な議論や共同実証、政策・制度対話を通じて、信頼されるパーソナルAIの社会実装に貢献してまいります。」と述べています。
名誉顧問:金出 武雄氏
カーネギーメロン大学 ロボット研究所 / 創始者記念全学教授である金出武雄氏が名誉顧問に就任しました。動画像処理のLucas-Kanade法や自動運転車「No Hands across America」、360度スピン画像撮影の「Eye Vision」システムなど、数々の画期的な研究成果で知られる世界的権威です。

金出氏は、「パーソナルAIは、もう一人の自分ともいえる存在です。自分のことを深く理解し、これまでの経験を覚えていて、いつでも相談できる。そんな存在がそばにいれば、私たちができることは、今よりずっと広がっていくでしょう。」とパーソナルAIの可能性に触れ、「新しい技術が社会に入っていくときには、さまざまな課題も生まれます。大切なのは、そこで歩みを止めることではなく、一つひとつの課題に向き合い、技術が持つ可能性を社会に生かしていくことです。そのためのルールや仕組みを、日本から考えていく。Japan Personal AI Forumの志に賛同し、その活動を心から応援しています。」と、本フォーラムへの強い期待を寄せています。
今後の活動計画
本フォーラムでは、今後以下のような活動を予定しています。
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パーソナルAIに関するガイドライン策定
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ホワイトペーパーの発行
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教育・金融・行政など各分野におけるルール形成
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企業・大学・行政による共同実証(PoC)の推進
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政策提言および国内外への情報発信
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会員企業・研究機関による分野横断の議論・研究活動 等
一般社団法人 Japan Personal AI Forum 概要
Japan Personal AI Forumは、パーソナルAI、エージェントAI、フィジカルAI時代を見据え、技術・産業・制度・倫理をつなぐ産学官連携の実務フォーラムです。AIが個人の文脈を理解し、社会システムと安全につながる未来を目指し、「ルールをつくる」「社会実装を進める」「制度とつなげる」の3つを柱に活動を展開します。
法人名:一般社団法人 Japan Personal AI Forum
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目10番5号 KDX虎ノ門一丁目ビル11階
代表者:代表理事 馬渕 邦美、馬場 雪乃
設立日:2026年6月9日
公式サイト:https://www.jpai.or.jp
参画申し込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScH52JqCMl8KJVkYf7ipKRMtl-WH2u2xsmwx9apu0twPAr-GA/viewform
