DGDVが内閣官房と「Global Next 2040」を開催!日本の未来を拓く戦略17分野を議論

世界のテックトレンドと日本の17戦略分野

イベントでは、米Founders FundやYCombinatorの創業投資家として知られるTranspose創業者のAlex Bangash氏が登壇し、元Off Topic代表の宮武徹郎氏がモデレーターを務めました。AI、防衛、宇宙、ロボティクスといったグローバルなテックトレンドを起点に、日本の戦略17分野における投資機会などが活発に話し合われました。

Alex Bangash氏は「日本には世界最高水準の技術者や優れたセンスを持つデザイナーがそろっている。失敗を恐れず挑戦する文化を育てることができれば、これからのAI時代において、ユニコーンにとどまらず1兆ドル規模の企業を日本から生み出すことも可能だ」と述べ、日本のスタートアップへの大きな期待を示しました。

Global Next 2040 — 世界で戦う次世代起業家達の視点

米スタンフォード大学で教鞭をとるJohn Whaley氏(Inception Studio, Founder)と、デジライズCEOの茶圓将裕氏が登壇。DGDVキャピタリストの槙原ありさ氏がモデレーターを務めました。AIモデルが国家戦略上の重要事項となる中で、政府とAIの関係性、生成AI活用における「トークンマネジメント」の課題、そしてプロンプト設計・RAGからAIエージェントが自律的に動く「環境設計」へと進化する開発トレンドまで、日本企業がAIを経営にどう取り入れるべきかが具体的に語られました。

米・中が先行する中、日本は戦略分野でいかに戦うのか

DGDVマネージングディレクターの渡辺大和氏が登壇し、「フィジカルAI」を例に日本の戦い方について語りました。同社の投資先であるSkild AI社(累計調達額約2,200億円)や、ヒューマノイドロボット開発で急成長している中国のUnitree社の事例を交えながら、渡辺氏は、ソフトウェアで先行する米国、量産で先行する中国に対し、日本は現場データや実装力を武器とした「第3のポジション」でグローバルの勝ち筋を見出すべきという仮説を提示しました。

なぜ、日本の戦略17分野でグローバルの視点が必要なのか

戦略17分野を中心とした、スタートアップ政策の強化の方向性について

内閣官房 日本成長戦略本部事務局の菅原義剛氏が登壇し、戦略17分野・8つの横断的課題の全体像や、5月20日に取りまとめられた「スタートアップ総力創出パッケージ」の策定背景、エコシステムの現状を説明しました。さらに、ディープテック分野での優れた技術の事業化から政府調達までの一貫支援、グローバル展開に向けた方策、国際競争の中における大企業とスタートアップの連携強化の重要性など、今後の好循環について解説しました。続くQ&Aセッションでは、DGDVシニアディレクターの眞田雄太氏が聞き手となり、参加者からの質問を交えながら戦略17分野の現在地が深掘りされました。

菅原氏は「戦略17分野で重要なのは、スピード感を持って取り組むこと。スタートアップの成長速度を加速化していくだけでなく、古くて新しい課題となっているスタートアップとの連携やM&Aに大企業がいかにコミットするかが肝要だ。現状自社内で消化しているR&D費用の一部%をスタートアップ予算に振り向けるなど様々な方策がありえるだろう。戦略17分野のスタートアップ支援は、今やらなければならないという危機感を持って政策を進めている」と述べました。質疑応答では、日本企業とスタートアップの関わり方や、海外投資家との向き合い方について、参加者から活発な質問が寄せられました。

懇親会

セッション終了後には懇親会が開催され、登壇者と参加者の間で活発な交流が行われ、今後のビジネスチャンスや連携の可能性について意見が交わされました。

開催概要

項目 詳細
イベント名 Global Next 2040 世界のテックトレンド × 日本の17戦略分野 ── 政策・産業創出の実務者たちが語る、日本が賭けるべき次の一手
日時 2026年7月2日(木)15:30~18:30(15:15開場・受付開始)
会場 ホテルオークラ京都 翠雲の間
来場者 約200名(IVS CORE PASS保持者およびDGDV招待者)
主催 株式会社DG Daiwa Ventures(DGDV)
後援 グローバルスタートアップ投資推進協議会

今後の展開

DGDVは、今回の議論を踏まえ、日本企業の戦略17分野における投資・新規事業機会創出に向けた取り組みを引き続き推進していくとのことです。

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