ホームルーター利用者500人調査:約8割が下り50Mbps未満、夜間の「動画が止まる」問題が浮き彫りに

ホームルーター利用者の通信速度、約8割が「下り50Mbps未満」の現実に直面

インターネット環境が生活に欠かせない現代において、手軽に導入できるホームルーターは多くの家庭で利用されています。しかし、その通信速度に満足しているかというと、必ずしもそうではないようです。

通信メディア「オールコネクトマガジン」を運営する株式会社ALL CONNECTが、ホームルーター利用者・検討者500人を対象に行った調査で、多くのユーザーが通信速度に不満を抱えている実態が明らかになりました。

ホームルーターの利用実態:選ばれる機種と主な用途

現在利用または検討されているホームルーターで最も多かったのは「ソフトバンクエアー」で37.4%を占めました。次いで「WiMAX」が29.4%、「home 5G」が17.4%と続き、ソフトバンクエアーとWiMAXの2サービスで全体の約67%を占めています。

現在利用または検討中のホームルーター

主な利用場面としては「動画視聴」が38.2%でトップ。次いで「SNS等」が29.4%となり、これら日常的に大容量データを消費するエンタメ用途が約68%を占めています。さらに、オンラインゲームやオンライン会議など、速度や安定性が重要な用途も合計で約28%を占めており、ホームルーターには光回線並みの安定した通信が求められていることが伺えます。

ホームルーターの主な利用場面

体感速度の現実:約8割が50Mbps未満、夜間ピークの混雑

ホームルーターの通信速度(下り)について尋ねたところ、「30〜50Mbps未満」が49.4%で最多となりました。「10〜30Mbps未満」と合わせると、約78%の利用者が下り50Mbps未満の環境で使っていることが判明しました。一方で、「100Mbps以上」と回答したユーザーはわずか5.2%にとどまっています。

使用しているホームルーターの通信速度(下り)の速さ

特に速度が遅いと感じる時間帯では、「夜20〜24時」が45.2%で圧倒的な1位でした。「夕17〜20時」と合わせると、約64%の利用者が夕方から夜間のピークタイムに速度低下を実感していることが明らかになっています。

ホームルーターを使って特にどの時間帯に「遅い」と感じますか

夜間に速度が遅くなる背景には、多くの利用者が一斉に通信を始めることによる帯域の逼迫や、動画配信・オンラインゲームといった大容量通信が集中することが考えられます。また、ホームルーターがモバイル回線を利用するため、光回線よりも混雑の影響を受けやすい傾向にあるでしょう。

「動画が止まる」が最多:速度不満が引き起こす困りごと

ホームルーターの使用で「使いにくい」「不満を感じた」用途としては、「4K動画視聴」が21.3%でトップ。次いで「オンラインゲーム(FPS等)」が19.1%、「大容量ファイルDL」が17.3%と続き、これら高負荷な用途で不満が集中していることがわかります。約8割の利用者が何らかの用途で不満を抱えている計算になります。

ホームルーターをどのような用途で使用した際に、「使いにくい」「不満を感じた」と思いましたか

さらに、速度が原因で「困ったこと」「後悔したこと」で最も多かった体験は、「動画が止まった」が44.6%で約半数に迫る結果となりました。仕事関連では、「会議中に接続が切れた」が13.0%、「仕事に支障が出た」が3.6%と、合計で約17%の利用者が業務に深刻な影響を受けていることが浮き彫りになっています。

ホームルーターの速度が原因で、困ったことや後悔したことはありますか

不満への対応:再起動が最多も、根本解決は少数派

速度に不満を感じた際の対応としては、「ルーターの再起動をした」が29.7%で最も多く、次いで「端末の設置場所を変えた」が17.0%でした。これらは機器側の応急処置といえるでしょう。

注目すべきは、「特に何もしていない」と回答した人が13.4%もいたことです。「利用する時間帯をずらした」と合わせると、約23%の利用者が不満を感じながらも現状を”我慢”または”あきらめ”ている実態が見えてきます。

ホームルーターの速度に不満を感じた際、どのような対応をしましたか

一方で、「サポートセンターに問い合わせた」は3.8%、「実際に他の回線へ乗り換えた」はわずか1.1%にとどまっています。根本的な解決に動くユーザーは少数派であることが伺えます。

コスパか速度か?約半数が月額アップでの乗り換えを検討

ホームルーターと光回線を比較した場合、速度よりも「実質月額のコスパ」を優先すると回答した人が合計で53.0%と多数派を占めました。速度優先派は合計20.2%にとどまり、ホームルーター利用者・検討者の多くが「コスパ重視」である傾向が見られます。

ホームルーターと光回線を比較した場合、速度よりも「実質月額のコスパ」を優先しますか

しかし、「速度が改善されるなら、今の契約より月額が多少高くなっても乗り換えたい」と回答した人は45.6%に上り、「月額が高くなっても積極的に乗り換えたい」と合わせた結果、合計53.0%が月額アップを許容してでも速度改善を望んでいることが判明しました。

速度が改善されるなら、今の契約より月額が多少高くなっても乗り換えますか

この結果は、多くの利用者が現状の速度に不満を感じており、「動画が止まった」などの困った体験が潜在的な乗り換え需要につながっていることを示唆しています。

まとめ:「夜の遅さ」が最大の壁、賢いホームルーター選びのために

今回の調査から、ホームルーター利用者の約8割が下り50Mbps未満の速度で利用しており、特に夜間20時から24時に速度低下を実感し、「動画が止まる」といった不満を抱えている実態が明らかになりました。

速度不満への対応はルーター再起動などの対症療法が中心ですが、半数以上の利用者が月額料金が上がっても速度改善のために乗り換えを検討していることが分かりました。

ホームルーターを選ぶ際や乗り換えを検討する際には、以下のポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。

  • 「夜間の実測速度データ」を確認する:公式最大速度だけでなく、ピークタイムの実測値を比較することが大切です。

  • 4K動画視聴やFPSゲーム、大容量ダウンロードなど、自身が高負荷な用途で利用するかどうかを考慮し、対応力をレビューなどで確認しましょう。

  • 速度に不満を感じたら、まずはルーターの再起動、設置場所の見直し、有線接続を試してみてください。

  • これらの方法で改善しない場合は、5G対応のhome 5GやWiMAX 5G、あるいは光回線への乗り換えも視野に入れると良いでしょう。

  • 「コスパ優先」の意識を持ちつつも、実際の速度不満が解消されるなら月額アップも許容できるという本音を踏まえて、最適な選択をすることが重要です。

ホームルーターの速度に悩んでいる方は、本調査の結果を参考に、自身の利用状況に合った回線選びを検討してみてください。

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項目 内容
代表取締役社長 岩井 宏太
所在地 福井県福井市栂野町第15号1番地2
設立 2005年4月21日
URL https://all-connect.co.jp/
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