「部屋を暖めない」日本の寒さ対策、実は健康リスクに繋がっていた!見直すべき理由と今日からできる対策

今年の夏は長く、12月に入っても最高気温が20℃を超える日があるなど、季節の移り変わりが複雑でした。しかし、ようやく冬本番の寒さが訪れ、本格的な寒さ対策が必要な時期になりましたね。
物価上昇が気になる中で、電気代の節約のために暖房を控え、重ね着で冬を乗り切ろうと考えている方も多いかもしれません。しかし、実はこの「部屋を暖めない」寒さ対策には、健康に関わる見過ごせない落とし穴があるんです。
「部屋を暖めない」寒さ対策が招く健康リスクとは?
健康寿命を縮める原因に
寒い環境で手足がかじかむ経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。このような寒い環境での生活は、特に高齢者の身体パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
ある調査では、大阪府内のリハビリテーション施設の高齢者を対象とした結果、秋と比べて冬にパフォーマンスが低下する傾向が見られ、特に握力や片足立ちテストの結果が悪化することが確認されました。さらに、寒い家に住む人は部分的な暖房器具しか使わず、家での活動範囲が限られるため、暖かい家に住む人よりも身体パフォーマンスが低いことも分かっています。
このような身体的パフォーマンスの衰えは、転倒などの事故に繋がり、最悪の場合、健康寿命を縮めるリスクを高めます。長く健康寿命を保つためにも、部屋を暖めることが大切だと言えるでしょう。
ヒートショックの原因に
自宅の室温と血圧には関連性があり、寒い自宅は高血圧の原因となることがあります。寒暖差のある住環境は、血圧を急激に上下させ、身体に大きな負担をかけます。
例えば、暖房の効いた部屋では血管が拡張して血圧が低下しますが、寒い部屋に移動すると血圧が急激に上昇し、高血圧を引き起こすことがあります。特に、自宅内でも寒暖差が激しい脱衣所の冷えは、入浴中の事故(ヒートショック)に繋がる恐れがあります。消費者庁も、入浴前に脱衣所を暖め、寒暖差を減らすなどの対策を呼びかけています。
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消費者庁: 「家庭での事故(家庭内事故)にご注意ください」
なぜ日本人は「部屋を暖めない」寒さ対策を取るのか?
要因の一つとして考えられるのは、日本人の「家の寒さ」に対する高い免疫力かもしれません。セントラルヒーティングで建物全体を暖めることが多いヨーロッパやアメリカとは異なり、日本ではリビングなど一部の部屋だけを暖めるのが一般的です。
そのため、同じ自宅内でも暖房がある部屋とない部屋で寒暖差が生じやすく、寒いと感じながらも、気づかないうちに寒さを我慢することが習慣化している方も多いのではないでしょうか。例えば、次のような経験はありませんか?
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暖房の効いているリビングは暖かいけれど、キッチンは寒い。ご飯を作らないといけないから少し我慢しよう。
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脱衣所は寒いけれど、湯船に入れば暖まるから、少しだけ我慢すれば大丈夫。
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朝、部屋が寒くてなかなか起きる気にならないけれど、気合を入れてそろそろ準備しないと。
実際にデータを見てみると、アメリカやイギリスではリビングの平均室温が18度以上であるのに対し、日本の2190世帯を対象とした調査では、リビングが平均16.8度、脱衣所は13度、寝室は12.8度という結果が出ています。
世界保健機関(WHO)は「住まいと健康に関するガイドライン」で、冬の住宅は最低でも室温18度を保つことを推奨しています。この基準に対し、調査対象の世帯のうち9割が18度を下回っていたという事実は、いかに日本人にとって自宅の寒さが無意識の習慣となっているかを示しています。
しかし、この「習慣」は見過ごして良い問題ではありません。特に高齢化社会を迎える日本だからこそ、改善していく必要があるでしょう。
今日からでもできる対策とは?
WHOが推奨するように、室温18度以上を保つことが非常に重要です。まずは部屋を暖めることを第一歩としましょう。
また、電気代が気になる昨今では、一度暖めた部屋をなるべく長く保つ工夫も大切です。隙間風を減らし、部屋の気密性を高めることで、効率よく室温を維持できます。さらに、各部屋に温度計を設置し、目標温度を維持できるよう暖房器具を調整するのも有効な対策の一つです。
ダイソンの製品で快適な冬を
ダイソンの新製品「Dyson Hot+Cool™ HF1 remote link pre-heat ファンヒーター」は、快適な室温維持をサポートする様々な機能を搭載しています。

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LCDディスプレイ搭載
本体のセンサーとLCDディスプレイで、いつでもお部屋の温度をリアルタイムで確認できます。18度以上かどうかを常にチェックし、適切な室温を保ちやすいでしょう。 -
自動温度制御機能搭載
設定温度を18度にした場合、本体センサーが18度以下になったと感知した時だけ温風モードが稼働します。これにより、暖めすぎを防ぎながら室温を維持し、エネルギーを効率的に使えます。

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パワフルなファンヒーター
ダイソン独自のAir Multiplier™テクノロジーにより、電源を入れた瞬間から温風が出ます。部屋全体を速く、そしてすみずみまで暖めることが期待できます。 -
コンパクトで持ち運びも簡単
直径20センチ、重さわずか2.6キロとA4サイズより小さい面積で、脱衣所やキッチンなど冷えやすいお部屋でも使いやすいサイズです。軽量なので、自宅内の様々なお部屋へ手軽に持ち運んで活躍させることができます。

- アプリ対応でいつでも快適
アプリと連携することで、1週間分のスケジュールを組んだり、離れた部屋から操作したり、外出先から本体を操作したりできます。好きな時間に好きなモードを設定できるため、外出先から事前にお部屋を暖めておいたり、毎日同じ時間に脱衣所を暖めてくれるようセットすることも可能です。

日本の冬を健康に快適に過ごすために、ぜひ「部屋を暖める」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。