購入・検討は35.9%に留まる
調査によると、iPhone 17シリーズを「購入した」と回答した人は9.2%(28人)、「購入していないが購入を検討中」と回答した人は26.7%(81人)でした。両者を合わせた購入意向は35.9%となり、全体の約3分の1に留まっています。一方、「購入しない」と回答した人は64.0%(194人)と6割を超え、買い替えに対して慎重な姿勢がうかがえます。

購入しない最大の理由は「価格が高い」
iPhone 17シリーズを購入しないと回答した194人に理由を尋ねたところ、「価格が高い(予算オーバー/値ごろ感がない)」が68.6%(133人)と最も多く、価格が大きな障壁となっていることが明らかになりました。次に多かったのは「現在使っている機種との機能差が小さい/買い替えメリットが薄い」で40.2%(78人)、さらに「重量・サイズ・デザインが好みでない」が28.9%(56人)と続きます。
購入しない最も大きい理由としても「価格が高い」が54.1%(105人)を占めており、近年のiPhone価格の上昇が買い替えをためらう要因になっていると考えられます。


購入検討者が魅力に感じるポイント
購入を検討している81人がiPhone 17シリーズのどのような点に魅力を感じているかについては、「Dual Fusion 48MPカメラ」が64.2%(52人)でトップでした。次いで「USB-C急速充電(20分で約50%)」が56.8%(46人)、「フロントカメラ『センターフレーム』」が40.7%(33人)と続きます。日常的に利用するカメラ性能や充電速度といった実用的な改善点に注目が集まっていることがわかります。


購入検討者が「まだ買えていない」理由も価格が最多
購入を検討しているものの、まだ購入に至っていない理由についても、やはり「価格が高い/予算オーバー」が66.7%(54人)で最も多く挙げられました。また、「今は急いでいない」が37.0%(30人)、「買いにいく時間がない」が19.8%(16人)という回答もあり、価格だけでなく、買い替えの緊急性や購入プロセスの手間も影響しているようです。

購入者の満足度は高く、96%が「進化を実感」
実際にiPhone 17シリーズを購入した28人の満足度は非常に高く、85.7%が「とても満足」または「満足」と回答しています。価格評価については「妥当だと思う」が53.6%を占める一方で、「高いと思う」も42.9%と、購入後も価格への意識は強いことがうかがえます。


さらに、iPhone 16以前のモデルと比べて「進化を感じた」と回答した購入者は96%に上り、「大きく進化した」が39.3%、「やや進化した」が57.1%でした。特に満足度が高かった機能は「USB-C急速充電」(35.7%)、「Dual Fusion 48MPカメラ」(17.9%)、そして「Apple Intelligence」(14.3%)と、体感しやすい実用的な改善点が評価されています。


次回iPhoneの購入意向は過半数、しかし「様子見層」も
回答者全員を対象とした次回iPhoneの購入意向では、「強く思う」(36.6%)と「たぶん購入する」(20.5%)を合わせると57.1%と過半数に達しました。しかし、「どちらともいえない」と回答した人も25.4%と多く、次期モデルの進化内容によっては購入意欲が左右される「様子見層」の存在が浮き彫りになっています。カメラ、バッテリー、AIなど、ユーザーにとって分かりやすい進化が今後の鍵となりそうです。

ユーザーの声:デザインへの不満と実用性への期待
自由回答のコメントからは、iPhone 17のデザイン、特にカメラ周りへの不満や、カラバリへの要望が寄せられました。また、「シンプルに高い。買い替えに踏み切れない」という価格に関する声も多く見られました。
一方で、購入者からは「カメラ性能が大幅に良くなっていて満足」「充電が速くて便利」「AI要約機能が便利」といった、日常での快適さや便利さを評価する声が上がっています。
次期iPhoneへの期待としては、「もっとカメラ性能を上げてほしい」「バッテリー持ちを改善してほしい」「軽量化してほしい」「価格をもっと抑えてほしい」といった、実用性の向上と価格の見直しを望む意見が多く寄せられています。
調査まとめ
今回の調査により、iPhone 17シリーズの購入意向は3割台に留まり、その最大の理由は「価格の高さ」であることが改めて確認されました。機能差の小ささやデザインへの不満も購入を見送る要因となっています。一方で、購入者は新機能、特に急速充電やカメラ性能に高い満足度を示しており、96%が前モデルからの進化を実感しています。今後のiPhoneには、ユーザーが「分かりやすい進化」を実感でき、かつ「手の届きやすい価格」であることが、さらなる普及の鍵となりそうです。
調査主体:Liume株式会社(WidgetClub)
本調査を実施したLiume株式会社は、スマホ着せかえアプリ「WidgetClub」を運営しています。WidgetClubは、iPhoneとAndroid向けに、ホーム画面やロック画面の壁紙、ウィジェット、アプリアイコンを簡単にカスタマイズできるアプリです。Z世代からミレニアル世代の女性を中心に人気を集めています。

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