「Spice AIイネーブルメント」始動の背景
生成AIの社会実装が進む中で、多くの企業は「ツールを導入しても実務での活用が定着しない」や「外部の専門家に頼りきりで、自律した運用が難しい」といった課題に直面しています。
スパイスファクトリーでは、生成AIを単なる効率化の道具ではなく、「人間の創造性を引き出すパートナー」と位置づけています。同社のCDO(Chief Design Officer)である本村 章氏が提唱する「デザイン・イネーブルメント」の考え方に基づき、組織が自らの手で生成AIと共に価値を生み出し続けられる状態、すなわちAIイネーブルメントの実現を目指しています。
「イネーブルメント」という名称は、作業療法における「個人や組織と協業しながら、支援、コーチング、教育、促進、傾聴、内省、励まし、その他の形で関わり、行動を可能にするプロセス」という定義に由来しています。
スパイスファクトリーは、一般社団法人Generative AI Japan(GenAI)に参画し、先進事例の情報を収集しながら自社でも実践を重ねてきました。全社員が日常的にAIを使いこなす「社内利用率100%」の組織文化を築き、そのクライアントワークで培った業界横断的な知見と自社での成功体験を融合させ、企業の変革を支援しています。
本サービスの特徴:現場視点にこだわった「実務直結型研修」
「Spice AIイネーブルメント」の第一歩として提供される人材育成研修は、デザイン・イネーブルメントの3要素(ひきだす・みせる・つたえる)を軸に、以下の4つの柱で組織の自律をサポートします。
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実務反映型のカスタマイズ設計
各部門の課題に合わせて、現場の「実現したいこと」を丁寧に引き出し、実務に即した構成で提供されます。 -
現役エンジニアによる実践伴走
日々の業務でAIを活用するプロフェッショナルが、独学では得にくい「現場の知見」を直接示し、伝えます。 -
「タスク細分化」を体感するハンズオン
受講者自らが業務を細分化し、AIで解決可能な形に整理するプロセスを重視。翌日から「行動を可能にする」スキルを習得します。 -
AIネイティブ組織への一気通貫支援
UXを重視したシステム刷新や独自ツールの開発・導入まで、多岐にわたる支援が提供されます。
AIイネーブルメント・ジャーニー|生成AI自律活用への5つのステージ
スパイスファクトリー独自の成熟度モデルに基づき、組織の「現在地」を可視化し、人的資本を最大化させるためのステップアップを提案します。

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Level 1(個人活用): 不明点の解消や検索の代替
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Level 2(チーム活用): チーム内でのノウハウ共有・標準化
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Level 3(組織活用): 既存の業務へのAI組み込みによる、特定工程の自動化・効率化
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Level 4(AI駆動業務): AI前提の業務設計により、人間はレビュー・判断・例外対応へシフト
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Level 5(AI自律化): AIが業務を自律的に遂行し、人間は創造的判断・意思決定に集中する状態
私たちが、AIによる「組織の自走」にこだわる理由
サービス責任者の泰 昌平氏は、次のように述べています。
「生成AIは、私たちの創造性を引き出す強力なパートナーです。しかし、その効果を最大限に引き出すには、AIを支える基盤や組織文化、AIの力を引き出すスキルなど、複合的な要素が求められます。私たちが提供を開始する『AIイネーブルメント』は、単なる教育の枠に留まりません。お客様と協業し、傾聴や対話、時には励ましを通じて、一人ひとりがAIという力を自在に操り、主体的に価値を生み出せる状態へと導く包括的なプロセスです。今回の研修リリースを皮切りに、今後は技術基盤の最適化や自走を支援するツールの提供など、ソリューションの幅を順次拡大していきます。現場の皆様がAIとともに新しい未来を自律的に描けるよう、全力で伴走してまいります。」

また、取締役CTOの服部 省治氏は、本サービスへの思いを語っています。
「多くの企業で生成AIの導入は進んでいますが、真に実務に溶け込み、明確な成果に結びついているケースはまだ多くありません。その理由は、AIを単なる『便利なツール』として導入するだけでは、現場固有の複雑な業務フローに適応できないからです。AI活用の本質は、単に『AIを使える人を増やす』ことではなく、『誰もが自分の業務の中でAIを活用し、仕事の進め方を進化させていける状態』をつくることにあると私たちは考えています。本サービスは、当社が推奨する『デザイン・イネーブルメント』の思想をAI領域に応用したものです。現場の課題を丁寧にひきだし、実践を見せ、ノウハウを伝えます。このプロセスを通じて、個人からチーム、そして組織全体へとAI活用の成熟度を引き上げていきます。私たちは、AI基盤の構築と、それを使う『人』のイネーブルメントを両輪で支援することで、日本企業が真の『生成AIネイティブ組織』へ進化するための触媒(スパイス)でありたいと考えています。」

関連情報
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デザイン・イネーブルメント特設ページ:https://spice-factory.co.jp/design/design-enablement-about/
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生成AI / ChatGPT 導入・活用支援サービス:https://spice-factory.co.jp/service/chat-gpt/
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AI基本方針(倫理指針):https://spice-factory.co.jp/ai-basic-policy/
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一般社団法人Generative AI Japan(GenAI)参画:https://spice-factory.co.jp/news/18755/
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生成AIの種類と活用事例、導入の注意点まで徹底解説:https://spice-factory.co.jp/generative-ai/generated-ai-types/
スパイスファクトリー株式会社について
スパイスファクトリー株式会社は、DXを加速させるアジャイルマインドで企業や行政機関のデジタル変革を引き起こす「触媒(スパイス)」となるDX支援企業です。教育、医療、自治体、一次産業、物流、製造、エンタメなど多岐にわたる業界のDXに携わり、アジャイル開発を通じて迅速な価値創造を実現してきました。経営課題から現場の事業課題解決まで、事業サービス構想支援、システム開発、UI/UX、マーケティング支援など、デジタル領域の課題に幅広く対応する「360°デジタルインテグレーター」として、一貫したサポートを提供しています。
同社は、従来の受託開発の枠組みを超え、ユーザー中心の設計を軸に顧客企業や行政機関と連携し、変化への対応力と俊敏性を高めながら、伴走して解決策を導き出しています。Missionは「革新の触媒」であり、Purposeは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことを掲げ、社会課題解決と新たなビジネス・イノベーション創出に貢献しています。

会社概要
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会社名:スパイスファクトリー株式会社(Spice Factory Inc.)
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代表:代表取締役CEO 高木 広之介
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設立: 2016年3月
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資本金:307,008,000円(資本準備金を含む)
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東京本社:東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南
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関西拠点:大阪府大阪市中央区本町一丁目6番地17号 THE VILLAGE OSAKA 10階
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福岡拠点:福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
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事業内容:360°デジタル・インテグレーション事業
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公式Webサイト :https://spice-factory.co.jp
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公式MAGAZINE :https://spice-factory.co.jp/allspice/