AI導入の次を見据えるSCIENの「SCIENCE-ready」
現代において、生成AIやディープラーニングの活用は多くの企業にとって重要な経営テーマとなっています。しかし、実際の現場では、AI導入が概念実証(PoC)の段階で止まってしまったり、精度検証や評価設計が曖昧なために運用に移行できなかったり、現場の熟練者の持つ暗黙知がデータや仕様に落とし込まれず属人化が解消されないといった課題が見られます。
SCIENは、こうした課題に対して、現場で起きていることを丁寧に観測し、言語化、仕様化することで、AI・ソフトウェアとして実装する独自のアプローチを採っています。単にAIモデルを導入するだけでなく、業務、データ、判断、人材、投資といった前提を科学的に扱える状態へと整え、投資対効果(ROI)で成果を語れるAI実装を目指しています。この取り組みは「AI-ready」のさらに先の「SCIENCE-ready」として提唱されています。
JDLAとの連携でAI社会実装を加速
SCIENの「研究×産業×地域で知の循環をつくる」というビジョンは、JDLAが推進する日本のAI産業競争力向上という方向性と合致しています。JDLA正会員としての活動を通じて、SCIENは特に以下の3つのテーマに注力していきます。
| テーマ | 詳細 |
|---|---|
| 現場知の科学化 | 製造・医療・モビリティなどの現場に存在する熟練者の判断、映像、図面、帳票、ログといった情報を、再利用可能な知として構造化します。これにより、暗黙知をAIと業務改善の資産へと変換します。 |
| PoCで終わらないAI実装 | 評価設計、Human-in-the-Loop、オンプレミス・閉域運用、セキュリティ、ROI可視化まで含め、AIが現場で継続的に利用され、成果を生み出す状態を設計・実装します。 |
| AI人材育成と知の循環 | 若手や学生が実務を通じて学び、企業や地域の課題解決に参加できる機会を広げ、産官学・地域をつなぐ知の循環を生み出します。 |
代表コメントに込められたビジョン
SCIENの代表取締役である田端そら氏は、今回のJDLA正会員入会について「ディープラーニングを事業の核とする企業が集うJDLAに参画できることを光栄に思う」とコメントしています。
「人々の暮らしに、彩と縁を。」というSCIENのビジョンには、AIが単なる効率化の道具ではなく、人や組織の選択肢を増やし、新しい挑戦の余白を生み出す「彩」、そして人・組織・地域・世界が繋がり、新しい知が循環する「縁」を社会に届ける技術であるという思いが込められています。

同社技術顧問である松尾豊氏の知見も活かしながら、SCIENは研究と実装を両輪で進め、AIが実際に使われ、成果につながる社会実装を推進していくとのことです。
今後の展開
SCIENはJDLA正会員として、ディープラーニングおよび生成AIの社会実装に関する知見を蓄積・発信し、企業のAI投資が具体的な成果へ結びつくよう、評価設計、データ整備、運用設計、人材育成を支援していきます。
特に、製造業の外観検査・品質管理、モビリティ領域の先端R&D、医療・介護領域の対話型AI、企業内ナレッジ活用、AIエージェントによる業務改善といったSCIENがこれまで取り組んできた領域において、「現場知を科学化する」実装モデルをさらに洗練させ、国内産業の競争力向上に貢献する方針です。
また、企業、アカデミア、地域、若手人材をつなぐ取り組みを通じて、最先端の科学技術が必要な場所へ、最適な形で届けられる社会の実現を目指します。
株式会社SCIENについて
SCIENは「科学の力で人々の暮らしを『彩』り、『縁』を与える」というビジョンのもと、技術提供にとどまらず、真に社会に必要とされる価値の創出を目指す企業です。製造業の現場を中心に、独自の外観検査システムやデジタル化・自動化ソリューションを開発・提供しています。概念実証(PoC)で終わらせず、段階的な導入プロセスを強みとし、技術先行ではなく課題を深く理解する「課題ドリブン」なアプローチで企業のDX推進と価値創造に貢献しています。

会社概要
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社名: 株式会社SCIEN
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所在地: 東京都文京区本郷6-25-14 宗文館ビル3F
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代表者: 田端 そら
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設立日: 2024年2月2日
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事業内容: AI受託開発、システム運用、コンサルティング
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URL: https://scieninc.jp
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お問い合わせ: https://scieninc.jp/contact