富士ソフトがAWSと戦略的協業を締結!生成AIで「マルチエージェント時代」を牽引へ

AWS連携で加速するエージェンティックAI実装

生成AIは、業務効率化を実現する技術として、さまざまな業界で急速に広まっています。特にAWSのようなクラウド基盤と連携した導入が進んでおり、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支える重要な要素となっています。

現在、生成AIは単なる「アシスタント」としての役割から、自律的に判断し行動するAIエージェントへと進化を続けています。近い将来には、多くの企業アプリケーションにエージェンティックAIが組み込まれると予測されています。しかし、本格的な導入には、情報の正確性、セキュリティ、社内リテラシー、法規制への対応といった課題のクリアが不可欠です。また、PoC(概念実証)から本番環境への移行段階では、パフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティ、ガバナンスという4つの技術的な壁を乗り越える必要があると考えられています。

PoCから本格導入まで伴走型で支援

富士ソフトは、AWSプレミアティアサービスパートナーとして、Amazon Bedrockをはじめとする生成AIサービスの初期段階から検証や導入支援の実績を重ねてきました。同社の強みは、PoCから本番環境へのスムーズな移行を伴走型で支援できる点にあります。さらに、AWSの「内製化支援推進AWSパートナー認定」も受けており、企業が自社でAIを活用できる体制づくりを着実に後押ししています。

マルチエージェントシステムの構築を推進

今回の戦略的協業により、富士ソフトはAWSから検証環境や技術サポートを受けながら、AI基盤「Amazon Bedrock AgentCore」の活用を進めていきます。AgentCoreの主要機能であるRuntime、Identity、Gateway、Memory、Observabilityを駆使し、生成AIの最新技術を迅速に検証しながら、顧客の課題解決と付加価値向上を実現します。

また、検索拡張生成(RAG)、IoT連携、そしてそれらをAIエージェント化する先進ソリューションの開発を加速させ、複数のAIエージェントが協調して動作するマルチエージェントシステムの構築を推進します。セキュリティやガバナンス対応も強化し、2年間で約80件の顧客導入を目指す計画です。

富士ソフト株式会社 執行役員 ソリューションビジネスユニット ソリューション事業本部長 山本 祥正氏からは、今回の協業を通じて「人とAIが共に成長する組織」を目指し、テクノロジーを通じて顧客の企業価値向上に貢献していくというコメントがありました。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 常務執行役員 パートナーアライアンス事業統括本部 事業統括本部長 渡邉 宗行氏も、富士ソフトグループの顧客理解とAIに関する知見、そしてAWSのサービスが組み合わさることで、生成AIビジネスの推進や先進的なIoTソリューション、組み込み開発環境での生成AI活用により、顧客のDX推進に大きく貢献すると期待を寄せています。

富士ソフトのAI分野における取り組み

富士ソフトは、生成AI技術の社会実装に向けて、以下の取り組みを推進しています。

  • AWSプレミアティアサービスパートナー認定(継続中)

  • Amazon Bedrock提供開始初期からの検証参加(2023年7月~)

  • 生成AI専門組織の設立(2023年10月)

社内でも勉強会を開催して業務での活用を促進するなど、AI活用率の向上に努めています。エンジニアの日常業務、システム開発、運用保守において生成AIを積極的に活用し、そこで得られた実践的な知見を顧客への導入支援にフィードバックしているとのことです。

関連情報

最近の記事
PAGE TOP