「Project Entropy Score」とは
「Project Entropy Score」は、情報科学における「エントロピー」の概念と生成AIを組み合わせることで、プロジェクトの設計品質を客観的かつ定量的に評価する世界初の試みです。特許出願済みのこの機能は、プ譜に表現された「現状認識」「今後取りたいアクション」「目指す状態」の論理的整合性から、将来起こりうる局面の場合分けと確率を計算し、「シャノンエントロピー」を算出します。

この機能は、さくらインターネット株式会社の「さくらのAI Engine」を活用しており、プロンプトや入力情報はAI側に保存されず、学習にも利用されないため、安心して利用できます。
機能追加の背景と課題解決へのアプローチ
近年、外部環境の変化や情報技術の発展により、ビジネスプロジェクトの複雑性が増しています。部署横断型の社内改善や新規事業、デジタル変革といった複雑な取り組みでは、前例や教科書通りの計画だけでは予期せぬ問題に直面することが少なくありません。
ゴトーラボはこれまで、専門知識がなくてもプロジェクトの進め方を直感的に表現できる「プ譜」を提供してきました。しかし、プ譜の内容がどれだけ「良いものか」を判断するのが難しいという課題がありました。この課題に対し、開発チームは情報科学の「エントロピー」概念に着目。記述されたプ譜の「質」を定量的に評価できるという仮説を立て、プロトタイプで検証したところ、プロジェクトの成否と数値評価に確かな相関性が見られたとのことです。
思考の質とAIレビュー
ゴトーラボは、思考の質には以下の4段階があると考えています。
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① 思考の負荷と成功確率の両方が低い
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② 負荷をあげても、成功確率は上がっていない
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③ 負荷を上げることで、成功確率に寄与する
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④ 軽い負荷でも、高い成功確率を担保できる

「キックプ譜」上でプ譜を作成し、レポート生成ボタンをワンクリックするだけで、約30秒でAIによる客観的なレビューを受けることが可能です。これにより、プロジェクト設計のブラッシュアップに役立てられます。
本機能の期待効果と今後の展開
この機能は、未来のプロジェクト運営や教育におけるイノベーションに繋がることが期待されています。
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実プロジェクトの事前検討の精度向上
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上司や責任者から部下やメンバーへのレビューの迅速化
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新たなデータ駆動マネジメントの具現化
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アイデア発想やプロジェクト思考力向上のためのツールとしての活用
ゴトーラボは、「Project Entropy Score」という新たな概念を社会実装し、実証実験やエビデンス取得を共に進める「実証研究パートナー」(大学・研究機関・HRテック企業など)と「人材・組織開発パートナー」(人材組織開発企業・コンサルティングファームなど)を募集しています。興味のある方は、担当の後藤洋平氏(kickpufu@gotolab.co.jp)まで連絡をとのことです。
推薦の言葉と開発者のコメント
東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センターの原辰徳准教授は、「プロジェクトの不確実性をエントロピーの概念で数値化するアプローチは、非常にユニークで興味深い」とコメントしています。

ゴトーラボ代表取締役の後藤洋平氏は、「プ譜」考案当初から目指していた「将来にわたる局面分岐のシミュレーション」が、LLMの力を借りて実現できたことに感慨深い思いを述べています。

株式会社ゴトーラボについて
株式会社ゴトーラボは、プロジェクトマネジメント能力開発、PM/PL人材育成、能力アセスメント、業務改善、育成体系検討支援、そしてプロジェクト構想共有SaaS「キックプ譜」事業などを展開しています。
代表者の後藤洋平氏は、東京大学工学部システム創成学科を卒業後、ものづくり、新規事業開発、組織開発、デジタル開発などの経験を活かし、未知の取り組みの進行手法を考える「プロジェクト工学」の構築に取り組んでいます。
主な著書には以下のものがあります。

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『予定通り進まないプロジェクトの進め方』(宣伝会議)
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『見通し不安なプロジェクトの切り拓き方』(宣伝会議)
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『紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本』(翔泳社)
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『“プロジェクト会議”成功の技法 チームづくりから意思疎通・ファシリテーション・トラブル解決まで』(翔泳社)
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『決まるプレゼン・会議の組み立て 意思決定のための「場」の演出論』(ビジネス教育出版社)
会社概要
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社名: 株式会社 ゴトーラボ
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設立: 2019年5月10日
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代表者: 代表取締役 後藤 洋平
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資本金: 200万円
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所在地: 東京都文京区本駒込3-5-7-801
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電話: 03-6882-2352
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Mail: info@gotolab.co.jp