国立科学博物館 筑波実験植物園、企画展「琉球の植物」開催!
国立科学博物館 筑波実験植物園では、2026年3月20日(金・祝)から3月29日(日)までの10日間、企画展「琉球の植物‐南国を育む植物たち‐」が開催されます。この企画展では、九州から台湾にかけて広がる琉球列島の、冬でも温暖な亜熱帯地域に生きる貴重な植物たちにスポットを当てます。

琉球列島は、乾燥した海岸から湿潤な渓流沿いまで多様な環境を持ち、それぞれの環境に適応した植物が育まれてきました。人々はこれらの植物を活用し、独自の琉球植物文化を築き上げています。しかし、この地域は日本で最も植物種の多様性が高い一方で、絶滅危惧植物が集中している地域でもあります。
本企画展では、琉球列島に息づく貴重な植物の展示に加え、地殻変動がもたらした豊かな生物多様性の要因を解説するパネル展示を通して、琉球の亜熱帯植物の魅力、生物多様性の重要性、そして人々の暮らしとの深い関わりを紹介します。
企画展の概要
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名称: 企画展「琉球の植物‐南国を育む植物たち‐」
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主催: 独立行政法人国立科学博物館 筑波実験植物園
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会期: 2026年3月20日(金・祝)~3月29日(日) ※期間中休園日なし
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場所: 研修展示館1階展示室、多目的温室
展示構成の見どころ
企画展は、研修展示館と多目的温室の2つのエリアで構成され、多角的に琉球の植物を紹介します。
研修展示館
ここでは、琉球列島の歴史と植物の多様性に焦点を当てた展示が行われます。
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琉球は動いてきた-琉球列島の地史-
約200万年前、琉球列島が日本本土やユーラシア大陸と陸続きだった頃から、どのようにして独自の固有種が形成されてきたのかを解説します。

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植物からみた琉球列島
植物相によって分けられる北琉球、中琉球、南琉球、大東諸島、尖閣諸島の5つの植物区系の特徴が紹介されます。

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琉球の植物相はなぜ豊富?
琉球列島が日本列島の中でも特に高い種多様性を持つ理由について、ホットスポットとしての側面から解説します。 -
植物とひと-生物資源としての植物-
亜熱帯で育まれた植物が、いかに人々の生活を支え、豊かな文化をもたらしてきたかを紹介します。伝統的な利用法から、クサミズキのような医学的に有用な植物の発見まで、生物資源としての琉球植物の魅力に迫ります。



多目的温室
ここでは、琉球列島を彩る生きた植物たちが展示されます。
- 琉球を彩る植物たち
海岸や渓流沿いなど、多様な環境に適応して生きるさまざまな形態や特徴を持つ植物たちが、温室で実際に展示されます。






関連イベントも充実
企画展期間中には、植物園研究員による講座や講演会、展示案内など、さらに深く学べる関連イベントも開催されます。
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講座「植物園研究最前線 『琉球を彩る植物たち』」
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日時: 2026年3月20日(金・祝) 13:30~15:00
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講師: 國府方 吾郎(筑波実験植物園 研究員)
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会場: 研修展示館3階セミナー室
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定員: 30名(イベントの1か月前から電話受付 TEL:029-851-5159)
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講演会「琉球の文化を植物科学から探る」
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日時: 2026年3月22日(日) 13:00~15:00
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演題・講師:
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「貴重な琉球の植物たち」(筑波実験植物園 國府方 吾郎)
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「リュウキュウアイをはじめとする染織文化に関わる植物」(筑波実験植物園 村井 良徳)
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「文化遺産グスクに残る知られざる植物の多様性」(東北大学植物園 伊東 拓朗)
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会場: 研修展示館3階セミナー室
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定員: 30名(筑波実験植物園HPにて1か月前から申込開始)
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展示案内
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日時: 2026年3月21日(土)、3月28日(土)、3月29日(日) 各日13:30~14:00
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講師: 國府方 吾郎(筑波実験植物園 研究員)
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集合場所: 研修展示館1階ホール
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定員: なし
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この機会に、国立科学博物館 筑波実験植物園で、南国の豊かな植物の世界と、その背景にある歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか。
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