2025年 全国市区町村別インバウンド滞在増加率 総合TOP10
2025年の全国市区町村別インバウンド滞在増加率ランキングで1位に輝いたのは、宮城県岩沼市で前年比9.33倍という驚異的な伸びを見せました。次いで、沖縄県浦添市が2.55倍で2位に、石川県七尾市が2.47倍で3位となりました。TOP10には沖縄県から浦添市、北中城村、豊見城市、南城市の4市村がランクインしており、沖縄エリアの人気がうかがえます。
また、大型ショッピングモールが上位を占める一方で、金蛇水神社や温泉、雪といった日本ならではの文化や体験への関心も高まっていることが、上位ランクインしたエリアから見て取れます。


1位:宮城県岩沼市(9.33倍)
2025年の訪日外国人滞在増加率ランキングで堂々の1位を獲得した宮城県岩沼市は、特に9月と12月に滞在者が多かったことがデータからわかります。岩沼市での主な滞在スポットは「金蛇水神社」で、近隣の仙台空港も利用が多く確認されました。
岩沼市を訪れた旅行者の入出国空港を見ると、仙台空港の利用者が過半数を占めています。岩沼市によると、「中国や香港、台湾の方は『金運』を大事にしている傾向があり、それもあって金蛇水神社が特に注目されているのかもしれない」とのことです。



岩沼市に滞在した旅行者は、仙台市を拠点に松島町や山形市の宝珠山立石寺、尾花沢市の銀山温泉など、東北地方を広く周遊している様子がうかがえます。


3位:石川県七尾市(2.47倍)
石川県七尾市は4月と12月に滞在者数が多く、道の駅能登食祭市場、和倉温泉、のとじま水族館が人気の滞在スポットとなりました。2024年の能登半島地震の影響で観光客が減少したものの、2025年4月からは営業を再開する旅館があったことが影響しているのかもしれません。また、欧米系の観光客には能登の自然や風景が人気で、ウェルネスツーリズムを楽しむために訪れている人もいるようです。


七尾市を訪れた旅行者は、東京から大阪を北陸経由で結ぶ「レインボールート」沿線を周遊していることがわかります。金沢市が最も多く、富山市や高岡市(高岡大仏での滞在も確認)との周遊も確認されました。


7位:北海道美唄市(2.29倍)
北海道美唄市は12月に滞在者数が多かったのが特徴です。入出国空港は新千歳空港が約半数を占め、羽田空港や成田空港の利用も確認できます。美唄市での滞在エリアでは「Alpen SNOWLAND 美唄」が人気で、雪遊びを楽しんでいる様子がうかがえます。美唄市によると、特に12月にはシンガポールからの観光客が多く、マレーシアやフィリピンからも訪れているとのことです。



美唄市を訪れた旅行者は、札幌市や小樽市、旭川市、富良野市を周遊しており、富良野市ではスキー場やチーズ工房での滞在も確認されました。国内線を利用して新千歳空港と羽田・成田空港を移動し、東京周辺を観光する動きも見られます。


2025年 エリア別インバウンド滞在増加率 1位まとめ

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