インドネシアの若者が沖縄で琉球芸能を体験!海を越える伝統文化交流

沖縄で深まるインドネシアとの文化交流:琉球芸能を学ぶ若者たち

国際交流基金(JF)は、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校舞踊学科の学生10名を沖縄に招へいし、沖縄県立芸術大学の学生たちとの交流事業を実施します。このプログラムでは、琉球芸能の実演家によるレクチャーや紅型作家によるワークショップなどを通して、沖縄の豊かな伝統文化を多角的に体験・学習する機会が提供されます。

沖縄でのパフォーマンスの様子

本プログラムは、2025年にインドネシアで1500名の観客を魅了した「琉球舞踊インドネシア公演 ~海が結ぶ、王宮の舞~」で築かれた交流をさらに発展させるフォローアップ事業です。沖縄とインドネシア、海を越えて受け継がれてきた伝統文化を担う次世代の学生たちが、互いの文化を学び、その歴史や背景への理解を深めることが期待されています。

プログラム概要:伝統と創造の融合

今回の招へいプログラムでは、2026年2月10日から14日にかけて、琉球舞踊とジャワ舞踊の交流ワークショップ、紅型ワークショップ、琉球舞踊とクラシック音楽のレクチャー・デモンストレーション、そして琉球芸能の至宝に触れる特別プログラムが実施されます。

琉球舞踊×ジャワ舞踊ワークショップ

2026年2月10日(火)から12日(木)にかけて、沖縄県立芸術大学では、同大学の琉球芸能専攻の学生とインドネシア国立芸術大学スラカルタ校の学生による交流ワークショップが開催されます。沖縄県立芸術大学准教授の嘉数道彦氏を講師に迎え、琉球舞踊とジャワ舞踊の実演や合同稽古を通じて、双方の舞踊における身体性や精神性の類似点や相違点を体験します。互いの衣装やメイクを施した成果発表も予定されており、両地域の伝統舞踊が響き合う交流の場となるでしょう。

紅型ワークショップ

2026年2月13日(金)には、城間びんがた工房にて紅型ワークショップが行われます。琉球王国時代から続く沖縄の伝統工芸「紅型」をテーマに、工房見学やワークショップ、講話を通して、沖縄ならではの色彩感覚や美意識に触れる機会です。講師には、インドネシアでバティックの修行経験を持つ城間栄市氏(城間びんがた工房16代目代表)と城間あずき氏が登壇し、沖縄と東南アジアを結ぶ文化的なつながりを体感できる創造と学びの場が提供されます。

紅型職人の男性

琉球舞踊×クラシック音楽レクチャー・デモンストレーション

同じく2月13日(金)には、国立劇場おきなわの稽古場で、琉球舞踊とフルートによるコラボレーション企画が開催されます。琉球舞踊家・組踊立方である宮城茂雄氏、歌三線の玉城和樹氏、フルート・音楽プロデューサーの渡久地圭氏が出演し、異なる音楽文化との対話から新たな表現の可能性を探ります。実演と解説を交えながら、伝統文化の新たな挑戦と創造的な交流が体験できます。

琉球芸能の至宝プログラム

最終日の2月14日(土)には、国立劇場おきなわの稽古場で特別プログラムが実施されます。人間国宝の歌三線奏者・西江喜春氏と、インドネシア琉球舞踊公演にも出演した舞踊家・金城真次氏(国立劇場おきなわ芸術監督)を迎え、実演とお話を通して、世代を超えて受け継がれてきた芸の技と心に直接触れる貴重な機会となります。次世代の伝統文化を担う学生たちへ、経験豊かな実演家からの想いと励ましが送られることでしょう。

プログラムを支える国際交流基金の取り組み

本事業は、国際交流基金(JF)が推進する「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」の一環として実施されています。このプロジェクトは、2024年から10年間かけてASEANを中心とするアジア諸国と、日本語教育、文化芸術、日本研究・国際対話の分野で、互いの価値を認め合う包括的な人的交流を目指しています。多層的な人的ネットワークの強化や、対象地域と日本との将来にわたる強い信頼関係の構築を目指すものです。

国際交流基金(JF)は「日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむ。」をミッションに、文化芸術交流、日本語教育、日本研究・国際対話を進める独立行政法人です。

  • 「琉球舞踊インドネシア公演 ~海が結ぶ、王宮の舞~」事業の詳細については、こちらをご覧ください。

  • 「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」公式サイトでは、これまでの取り組みを記事や動画で紹介しています。ぜひ、こちらからご覧ください。

インドネシア国立芸術大学スラカルタ校の空撮

共催・協力機関:

  • 共催:シアター・クリエイト株式会社

  • 協力:沖縄県立芸術大学、国立劇場おきなわ、城間びんがた工房、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校

インドネシア国立芸術大学スラカルタ校は、インドネシア共和国高等教育・科学技術省のもと、芸術の保存および発展において長い歴史を持つ国立の芸術高等教育機関です。

この交流を通じて、沖縄とインドネシアの若者たちがそれぞれの文化のルーツを深く理解し、未来の文化芸術を創造していくための貴重な経験となることでしょう。

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