沖縄のガジュマルが持つ意味と、失われゆく現状
沖縄の風景に欠かせない存在であるガジュマルは、集落の入り口や御嶽のそばに立ち、人々の祈りや子どもの遊び場、家族や地域の思い出を見守ってきました。一本一本のガジュマルには、その土地で暮らしてきた人々の記憶が深く刻まれています。
しかし近年、台風による倒木や開発、道路整備、住環境の変化などにより、その風景は少しずつ失われています。木々だけでなく、その下で育まれた思い出や地域の歴史、家族との時間といった「沖縄の記憶」もまた、消えゆく危機に瀕しています。


写真家・小町剛廣さんと共に記憶を記録する
このプロジェクトでは、20年以上にわたり沖縄各地のガジュマルを撮影し、1,000本以上を記録してきた写真家・小町剛廣さんと協力して活動を進めています。単に木を撮影するだけでなく、そのガジュマルと共にある人々の記憶や物語までをも記録することに重きを置いています。

63件の「残したいガジュマル」情報が集まる
プロジェクトの第一歩として、今年6月には県民から「記憶に残したいガジュマル」の情報が募集されました。その結果、63件もの情報が寄せられました。場所やガジュマルの特徴に加え、幼い頃の思い出や地域で語り継がれてきたエピソードなど、多くの声が集まったことから、ガジュマルが沖縄の人々にとって単なる木ではなく、暮らしや記憶と深く結びついた存在であることが改めて示されました。

次の世代へ手渡すフォトブックの制作
現在、小町さんがこれまで撮影したガジュマルと、今回寄せられた情報をもとに新たに撮影したガジュマルを、一冊のフォトブックにまとめる準備が進められています。今ある風景がいつまでも同じ姿で残るとは限らないからこそ、この島のガジュマルと、そこに重なる人々の記憶を記録し、次の世代へと手渡していくことが重要だと考えられています。

クラウドファンディングでプロジェクトを応援しよう
このフォトブックを制作し、より多くの方に届けるため、クラウドファンディングが実施されています。この取り組みは、ガジュマルの情報提供者、プロジェクトを応援する方、そして完成した本を手に取る方々、さまざまな形で関わるすべての人々と共に、沖縄の原風景と記憶を未来へ残していくことを目指しています。

ガジュマル記録プロジェクトの今後の展開にぜひご注目ください。
クラウドファンディングの詳細はこちらから:
