JANCTIONがEvoDvo TechへGPUスポンサードプランを提供開始!精密育種研究を強力に後押し

背景:高性能GPUが拓く未来の育種研究

食料、素材、バイオ産業の分野では、気候変動や人口増加、資源制約といった課題を背景に、より高精度かつ短期間で新たな品種や機能を開発することが求められています。しかし、従来の育種や生物開発は、多くの試行錯誤と長い研究期間が必要で、研究開発の初期段階でも大きな時間的・計算的コストが発生していました。

近年、遺伝子配列、遺伝子発現、表現型などの大規模データをAIで予測する研究が進む一方で、それを支える高性能GPU環境の確保が課題となっています。JANCTIONは、こうした状況に対し、高性能GPUへのアクセスを容易にすることが、研究開発の前進を支える上で重要だと考えています。

EvoDvo Techの精密育種研究

EvoDvo Techは、発生・進化の知見を基盤に、精密育種・精密合成生物学の研究開発に取り組む徳島大学発のスタートアップです。今回のGPUスポンサードプランでは、主に以下のような研究・解析用途が想定されています。

  1. 遺伝子配列データの学習・解析
    DNA配列データを対象に、AI・機械学習モデルを用いて特徴抽出や候補領域の探索を行い、目的とする形質に関連する変異や設計候補の絞り込みを進めます。
  2. 遺伝子発現データと表現型データの統合解析
    遺伝子発現データ、実験結果、表現型データなどを横断的に解析し、どの条件や設計が目的形質の実現につながるかを予測します。これにより、高収量化、機能性成分の増強、耐環境性の向上などに向けた研究仮説の精度向上を目指します。
  3. 育種条件・実験条件の予測最適化
    AIによる解析結果をもとに、実験条件や育種条件の候補に優先順位をつけ、試行錯誤の回数を減らしながら、より有望な条件に早く到達できる研究環境の構築を支援します。
  4. Design-Build-Test-Learnサイクルの高速化
    モデル学習と推論を高速に繰り返すことで、研究開発におけるDesign-Build-Test-Learnのサイクルを短縮し、仮説検証の回転数を高めます。これにより、研究の初期段階から実証フェーズまでを、よりスムーズにつなぐことを目指しています。

JANCTIONが目指す姿と今後の取り組み

JANCTIONは、生成AIや機械学習だけでなく、バイオ、創薬、素材、ロボティクスなど、高度な計算資源を必要とする多様な分野において、研究開発を支える計算基盤の整備を進めています。今回のEvoDvo Techへの提供は、AIと生命科学の融合によって新たな産業価値を生み出す研究開発を支援する取り組みの一つです。

高性能GPU環境を活用することで、研究者や開発チームが、計算資源の制約にとらわれず検証を進められる環境づくりを後押ししてまいります。

JANCTIONは、研究開発や新規事業に必要な計算資源へのアクセス障壁を下げ、より多くの研究者、開発者、起業家、事業開発チームが高性能GPUを活用できる環境づくりを進めています。今後は、GPUスポンサードプログラムを通じて、研究・技術開発・事業化の初期フェーズを支援するだけでなく、提供対象や活用領域の拡大も視野に入れながら、より多様な挑戦を支える計算基盤の整備を進めていくとのことです。

JANCTIONとは

JANCTIONのロゴ

「JANCTION」は、生成AIの開発・運用に必要な計算資源を提供し、研究機関やスタートアップ、事業開発の現場を支援するプロジェクトです。分散型GPUクラウド「JANCTION GPU Pool」を通じて、高性能GPUを活用しやすい環境を提供し、生成AI製品の品質向上や開発コストの最適化を支援しています。

さらに、GPUをノードとして活用し、タスクを細かく分散することで、レンダリング等の高負荷処理を高速に実行できるサービス「GPX」の展開も進めています。また、周辺基盤として、正確で追跡可能なデータ入力や、個人情報・プライバシー保護に対応する独自ブロックチェーンの開発・運営にも取り組んでいます。

GPUスポンサードプランに興味をお持ちの方へ

GPUスポンサードプランに興味をお持ちの研究機関、スタートアップ、新規事業開発チームの方は、GPUの利用用途および対象プロダクトの概要を添えて、contact@jasmylab.com までご連絡ください。

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